OPアンプ回路の実用性について。設計したり、使ったりするときに必ず考えねばならない回路の見方・考え方を教える。
学習前の要請
・OPアンプの基礎は学んでいる
・反転、非反転増幅、加減算回路の形
・DCゲインの式
・安定性の話(位相余裕、ゲイン余裕)
学習すること
・実際の回路ではどのように「そうはいかないこと」が発生するか。
・それらはどのように記述されるか。
1.数式に語らせること
DC分x規格化されたF特分
DC分xf(着目する素子)
周波数変換に耐えうる表現 f/fo を変数と見立てる
2.追加されるPole、Zeroを意識
・帰還経路のC 高次Pole
・入出力のC 高周波が抜ける
・GNDのR Zeroが発生
・安定性に対して影響するものは?
・帰還経路のC
・レギュレータ出力Decap-CのGND(直列)R
3.0Ωではないところを意識
・配線
・駆動素子
・基準電位駆動回路の出力Z
・負荷駆動素子
・GNDノード
4.ノイズ出していたり、オフセットに効く部分回路を特定
・トポロジーレベルでわかる
5.素子の非線形性
・抵抗
・容量
6.電・グラノイズ
・出力に抜けてくる話
・DC化け
・入力に抜けてきて前段に干渉
・おそらく、入力キックバックスペクトルでLSIの全動作が見える