sgm-san

4.アーキテクチャの作られ方

ここでは信号処理システムについて手順を具体的に述べる。例えば、
・受信機アーキテクチャ
・ADC,PLLアーキテクチャ
・シリアルI/Fの同期アーキテクチャ
・デジタル信号処理(中、下位の最適化観点)
といったシステムまたはさらにこれらを統合したシステムが該当する。

1.信号処理システムとして概念分析をする

コツ:数式、図等を使わずにまず言葉で徹底的に何をしたいかどんなことが必要かを書き出してみる
「こうしたい、ああしたい」
「そのためには、これと、これと、これが必要」
「それらはこう繋がる(担う情報が関係性を持つ)」

2.必要な処理を明らかにして、対応可能なサブシステムを定義し、適切に並べて繋ぐ。

 ・ハードウェア
  ・サブシステムを実体があるハコとして書いてよいが、ここでは極力「ブラックボックス」という言い方をせずに、そのハコがどうなっているかきちんと説明することに注力する。
 ・ソフトウェア
  ・サブシステムに該当するものは、あらゆる階層のモジュール、オブジェクトであって、ソースコードやバイナリ等の形式で実装される
  ・すでに膨大なサブシステムリソースが出来上がっているのでそれを活用する
3.上位からの要求事項を満たす新しいサブシステムの組み合わせと接続を考案する。
 ・上位の信号処理と設計対象の信号処理の関連を明確にする。
 ・それが最適である理由を説明する