sgm-san

はじめる前に

●Who I am. 技術伝承家、講師 ー 矜持:知る喜び、伝える夢
●What I do. エレクトロニクスに関する教育コンテンツ開発
●How I contribute. 回路と信号と物理を融合した見通しの良い技術体系を構築

●ここでやりたいこと

     挑戦ーエレクトロニクス理論の再構築
     ”Electronics Theory Update (Challenge!!!)”

●このブログでは、ここを目指して四苦八苦しながら進む跡を残しつつ、だんだん体系が出来上がっていくのを可視化する

●いつかやりたいこと:著作

・「エレクトロニクス10講」 中級者以上向けの面白いトピック集
・「エレクトロニクス30講」 初級者から使える。エレクトロニクスの体系を知ることを目的とする。

細かい話であるが、それぞれの講義において、俯瞰と深掘りのいずれの立場なのかを明確にしたい。混ぜるとサーカス(そこでしか成り立たない特異な語り)になってしまう。

・まず独自研究。続いて学術化
 ・学術化するためには引用文献が必要。ほとんどの独自研究は引用文献が見つかるはず。広く協力を求める。

●思い(未整理)

・抽象と具象の間をさまよう
・抽象と具象の関係性を織り交ぜながら語る

・いきなり「こうです!」と結論を天下り的に提示して終わりにしないようにしたい。これだけだと、よくある覚書箇条書きスタイルに陥り、ストーリーが見えない。たとえ天下り的に与えたとしても、どのように腹落ちさできるかを具体的に語ることが必要。

・有効と思われる語り方の例:「こういうことだそうだが一体どういうことか考えてみよう」とする(”リケダン”に見え始めているスタイル。本人は意識していないだろう)。それを見てくれた人なりのインスピレーションを持ってもらいたい。FBをもらえると猶好。

・さらにある程度わかったら「本当にそれだけか?」と言う問いを立ててみること。例えばオームの法則の話をしたならば、寄生、電磁波伝搬をイメージさせつつ、遅延、非線形、時変などの新しい概念を表出させる。

(技術教育体系)

・かねてより、世の中の(特に日本の)技術教育体系に不満あり。基礎的な科目の体系や内容が古いまま放置されており、何と何が本当に必要なのかわからず、的を射た学習が困難である。

・自分が学生の時、必須単位数に余るほどの多数の講義リストから「自分で選択」とされたものの、何をどう選ぶのが効果的かわからず当惑し、腹落ちしないまま、手あたり次第に履修した結果、どれも不完全な理解に留まってしまい、大きな後悔となった。(自分のせいではあるが、とにかく残念だった)

・その後、就職した後、多くの人々と関わったが、必要な基礎知識の欠落のせいで、新しい技術への対応や隣接分野への理解が困難になったケースを見ることで、誰もが同じような悩みを抱えていたんだろうと思うに至る。

・この状況は「専門性の節操の無い細分化」に拍車をかけ、システム全体を掌握した技術開発力の低下や技術界面でのすり合わせ不足による品質力低下を引き起こす重大な課題であると考えており、座視できない。

・基礎的な部分こそ、時代に合わせて組み替えて、記述をすり合わせて一貫性を担保した状態で、教材として提示されるべきである。(同等のことを自分でやりきることができる人は少数)

・大学の先生には新しいことに集中してほしいので、上記のようなことをやってもらうのは適切ではなく、こういうことは企業OBが率先して担うべきであると考える。