(1)基底:「回路屋」としてデバイス・信号を理解する
● 「アナログ屋、信号処理に挑む」 若いエンジニアに、その背中を見せる (私は信号処理だったけど君らはAIだよね、と促すのかな)
★なぜそんなこと今もしているのか?
・もともと自分は“エレクトロニクス“に興味があっただけ。
・勉強するうちに、細分化された技術階層があることを知った。
・全部やり切れるものではないことは明白なので「選択」をした。
・仕事に就き、中心が「回路」であることは明確に。
・回路の中でも回路そのものを組み立てる仕事と、その回路が取り扱う「信号」に比重が置かれている仕事があることが分かった。
・前者の、回路そのものを組み立てる仕事を選択したが、今にして思えば、ここで選択をせざるを得なかったことが不本意。
・「アーキテクチャ」と称して回路と信号処理を包含した技術を土俵としようと転職へ (丁度、Read Channelがとても面白そうだった)
・道半ば。定年で会社の業務から退けたことを契機に再度チャレンジしよう
★これからやること:
デジタル信号、信号処理理論を、アナログと関係づけながら/対比させながら習得していく。その過程を開示する。
・学習対象
~1980年代 (成書多数、R&Dは1960年代までにでそろっていたんじゃないかと)
1990年代以降は、暗号の進歩、符号の進歩(Turbo符号)、OFDMやSS(DS,FH)などの具体化
★貢献1:アナログ屋が苦手なこと=アーキテクチャという切り口でとらえること (アナログ屋だけではなく、広く回路屋・システム屋に伝えるべき内容)
★貢献2:アナログ屋が得意なこと
・回路インプリにかかわる種々のエンジニアリング(モデリング、シミュレー ション、設計環境、テスト環境)にも視線を向ける
・LSI化における要諦(デジアナ干渉、世界の始まり)
・高速デジタル基板(デジアナ干渉、EMI)
(2)姿勢:自分が見たこと全体像を「アーキテクチャ」の切り口で伝える
●自分が、まず誰で、その 自分が見たものを一撃でわかるように表現する
まず1人称 (自分は何を見たか)
そして3人称 (一般的にどういうものといえばよいか)
最後に2人称 (あなたにはこのようにアーキテクチャを理解してほしい)
●超具体例・・電子回路では「電流の加算」を体得すると恐いものなし
・OPアンプの加算回路
・インスツルメンテーションアンプ
・長距離バイアス分配系統は電流渡しが一般的。そこかしこに乗算(加算)
・誤差(ノイズ、ランダムオフセット)の加算のとき、電流の誤差の2乗を加算して行って、最後に入力段gmで割り電圧換算する
★回路アーキテクチャ志向
(基本アーキを知る)
・アーキテクチャには必須の要素がある。これを明示したい。いくつかの分類もあらかじめ提示したい。
・例:OPアンプだとすると、入力段、増幅段、負荷駆動段、帰還段、に加えて、バイアス段
・バイアス段には、定電流、定電圧、PTATなど、マクロに語るための分類がある。実現手段として”BGR”が”OPアンプ”と同レベルで重要な要素。
(アーキテクチャで語る)
・要素回路そのものと上位との関係性を、正常動作時の特性使用だけではなく、実際につないでシステムにするときのケアを考える
・複雑なカスコード
・OPアンプ2段
・バイアス基準電流分配系統がある
・相互干渉を防ぐためのフィルタをもつ
・複電源システムの電源投入
・段間に流れる過渡電流を考える
(3)マイルストーン:「教材開発クラブ」
(世の中の人が次々と参画してくれるような仕組みにしたい)
●輪郭を示して、賛同者を募る。こちらからは「貢献の場」を提供してみたい (今時の質問サイトの考え方に沿う)