sgm-san

プログラム(3)初級・中級・上級の到達目標

初級者入門者は自分の努力を(要領良く)語る
中級者は性能を語る(性能そのものと、性能を出す原理)
上級者は価値を語る

 中級の卒業=自分の知っているレベル。
 最初の上司のから教えられたり、議論したりしたことが中心になる。
 全部伝えたい

伝えて行くためのアイテマイズ→目次案へ

●初級 電気系エンジニアとして楽勝なことは任せてもらえる

・ベテランが言っていることが大体わかる
・基礎的な用語・数式記述・図面を理解できて、コミュニケーションに使える
 例)jω、ボード線図、真理値表、フローチャート
・がんばんって練習問題にとりくむことができる

・貢献 細部をきちんと作ること

●中級 ブロックレベル設計を任せてもらえる

・★重要★OPアンプを作って問題がある場合には直すことができる

・ちゃんとできる
 ・初級者の答え合わせができる
 ・多少複雑でも習ったはずの回路計算は最後までできる
  例)3×3の行列が出てくる回路網
 ・特有の設計図面の読み書きができる
  例)OPアンプを含むアナログ回路、状態遷移図、通信フロー図

・もっとできる
 ・教科書には書かれていないことにも挑むことができる
  例)非線形性による歪を近似を用いて解くことができる
   例)抵抗の電位依存性に起因する歪率
  例)分布定数がでてきても逃げない
   例)コンタクト抵抗・・面積と抵抗率で決まることを説明できる
   例)伝送線路・・電流の挙動を図示できる
 ・トラブルを起こす構成を治すことができる
 ・性能を改善する設計変更において、落としどころを決めることができる

・貢献 担当ブロックの最適設計

●上級 「新しいシステム」に供するフィジビリティスタディ/基本設計を任せてもらえる

・一人でフィジビリティスタディができる(*1)
・ちゃんとできる
 ・アーキテクチャーから基本設計ができる
 ・基本設計として過不足の無い設計資料を作ることができる
 ・設計を任せた中級者の答え合わせができる
  ・中級者の手抜きを見抜くことができる

・貢献 新しいシステムの実現

*1 フィジビリティスタディに何人もかけられない、よくわかっている人一人に任せたい、というのがマネジメントの気持ち