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基本設計2(選択:詳細設計の前提づくり)

●いわゆる「回路理論」はあまり表には出ず、その前提の取り決めの段階でシステムが設計されていくが、それがリーズナブルかどうか判断するのには回路知識が必要、という分かりにくいところ

●信号処理アーキ

・デジタル、アナログの切り分け

●入出力波形

・A/Dコンバータのように、上位信号処理回路の一部ならば、入力はGivenの場合も多い
・センシングの場合、センス対象の物理現象を表す波形をアーキテクトが定義しなければならない
・出力は、単に後段に信号を渡す場合と、用途に応じた負荷(電機変換(モーター、アクチュエータ)、電熱変換(ヒーター、白熱電球)など)を駆動する場合に分けて考えたほうがよい

●特有のシステムの表現 ノイズ、歪観点で、システムの構成とサブシステムのパラメータを決めていく   (これがまさに「家」の図面に相当する)

・RF レベルダイヤグラム (RazaviRFに例示あり)   

・パイプラインADC 残差図  ⇒ 作る立場で、この図でどれだけのことを考えなければいけないか? また使う立場ではどうか? ギャップをどのように埋めるか?(仕様?設計マター?)

●段間信号レベル

●各ブロックの電源電圧 素子の定格の理解が必要(最大定格、絶対最大定格)

●電圧分配か電流分配か

・LSI内のバイアス電流決め系統は電流分配が多い。長距離はほぼMUSTで電流、短距離は電圧でもよい、としていた(これ自体の妥当性は議論の余地あり)

・他方、電源系統は電圧分配である。これはOn/Offシステムにおいて、SWを適切に作りうるか考えれば、その理由はすぐわかるだろう。Openは遮断すればよいが、理想的なCloseには超伝導が必要。

・また定電流電源に対しては負荷Openに備えて電圧クランプ(電流Sinkができる電圧源)の仕組みが必要だが、それをやるなら最初から電圧電源にすればよい。Sourceで済む。この機微をよく理解してほしい。