sgm-san

信号・データ・A/D変換

・信号とは、時間軸の様な1次元の変数の関数で表して、伝送が可能になる様に構成された物理量または物理量の表象の系列である。

・AD変換器は、その信号(S)をデータ(D)に変換すると言っても良い。この方が、「劣化したデジタル信号を再生するシステム」も統一的に語れる。

ただ、名称変更は没だ。

S/D変換、D/S変換は、シングル/差動変換と区別出来ない

補足

・デジタルの世界では、信号は既に抽象概念であり上位で語られる。その実体は符号系列である。

・符号の集合の系列性は1次元に限定されず、意味の与え方に応じた構造や規則を備える。このような符号の集合は信号ではなくデータと呼ぶのがよい。

・多次元の信号が不可能とは言い切れないが、それでも、伝送することを考えるには時間または順番を変数にとるので、おおかた1次元で考えて良いだろう。

・複数の変数の関数の場合は、その伝送方法を決めていないうちは多次元データと呼べば良いのである。

・なおここでは、複数の信号を束ねたものを多次元とは呼べないことに注意。従属変数はいくら集めても次元は上がらない。