●「回路」に向き合う
・教科書と製作記事は異なる。回路に向き合い語った結果が製作記事である。教科書は文法書に相当する。
・回路の学習として文法は必要だが、製作記事を読みこなすことができてはじめて「回路がわかった」となる。また、製作記事、設計資料をかけるようになってはじめて「回路ができる」
・複数の回路を俯瞰して、一般論と関係づけて説明ができること、これが「回路を語る」であり、ここを目指してもらいたい
●「情報」に向き合う
・これが回路屋の本業(=貢献)と認識してもらう
・くれぐれも「内向きの回路屋」にとどまってほしくない
・技術分野の個性があることを理解してもらう
・受け手が何をすることを想定しているかを考えて、どんな情報を送るか決めている(例:アナログTV波形、イメージセンサ出力フォーマット、GPSの信号フォーマット、規格化されたI/F)
・自ずと、回路図、信号図の書き方が変わってくる
・事例:受信機アーキテクチャは、回路といってもブロック図上、周波数軸を使って、掛け算とノイズと歪の話が延々と続く
・信号図の表現や使い方はその技術分野全体の学習によって習得していかねばならない
・情報理論・符号理論・暗号(?)も射程に
・符号理論の難しさ(アナログ屋から見ると、か)
・Bit数が少ないと、「波形」っぽさがなく、リアリティが感じられない。
・Bit数が多い例のほうがイメージが付きやすいが、計算がとても大変。手計算は絶望的。
●「通信・伝送」に向き合う
通信・伝送は回路屋が仕事をする土俵といえる
通信は
つなぐ(PHY)
伝える(LINK)
理解する(上位層)