●「ゲイン10の反転増幅回路を作りたい」
・OPアンプを持ってくる
・Rf/Rs=10となるようにするわけだが、比ではなく、抵抗値はどう考えるか。
・出力したい振幅範囲で、OPアンプがRfと負荷を駆動できるか
・Rfの充放電電流を電源が供給できるか?
・電源系統の共通インピーダンス干渉は問題ないか
・Rf||Rs寄生容量でFB時定数を構成する、F得に悪影響を及ぼさないか
・入力電流がオフセットに化ける、どこまで許容できるか
・Rfがノイズを発生する、どこまで許容できるか
●最小OPアンプから
ありがちな問題と対処法を学ぶ。
(OPアンプ作る人向けかもしれない)
通常、設計行為として、仕様から論理的にLWなどのパラメータを導くが、イメージセンサー向けのように微細化を求められる場合、多分やりきれず、何かを妥協しているだろう。
ならば、一つの極端として、論理的なプロセスをすっ飛ばした、最小構成・サイズのopアンプが、どれだけしょぼいか示すことで、どんな問題が出そうで、どう改善して行くかを知って頂く。
・オフセット、ばらつき、ノイズ
→典型的な誤差計算 性能3
初段gm出力枝にて考える誤差を加算しgmで割って入力換算
出力への寄与はノイズゲイン(正相ゲイン)倍される
・駆動力、ゲイン、スピード
・対抵抗
→典型的な分圧計算 性能1
・対容量
→典型的な充電計算 性能2
これを、なんとか使えるものにするアプローチを導く
・適切なサイジング
・スイッチトキャパシタ
慣れてくると、勘で大体わかるようになるが、それだけでは、チェンジニアリングにとどまる。
問題点を指摘する際に、理論に基づく誤差計算をして見立てを正当化すること。